第9回日本循環器看護学会学術集会|生きるよろこび -療養生活を支える循環器看護の専門性-

● The 9th Annual Meeting of the Japanese Association of Cardiovascular Nursing
第9回日本循環器看護学会学術集会ホームページ

ご 挨 拶

第9回日本循環器看護学会学術集会
会  長      宮   脇   郁   子
 ( 神戸大学大学院保健学研究科 )






第9回日本循環器看護学会学術集会を2012年9月22日(土)・23日(日)に、神戸国際会議場において開催することとなりました。  
今回の学術集会は「生きるよろこび −療養生活を支える循環器看護−」をメインテーマとしました。循環器医療は、急性期から回復期・慢性期へ、そして終末期、さらには予防と、長期に渡るひとの生活に大きく関わって参ります。さらに近年、発症前における遺伝子検査や、重症心不全患者への移植医療・再生医療の導入など、複雑多様な医療や社会のニーズにより、循環器看護の目標は、対象者のQOL(生活の質)の向上のみならず、循環器疾患と共に生きる人々の「生きるよろこび」をいかに支えていくのかが重要な目標となっております。本学術集会では、これらの目標に向けて、療養生活を支える循環器看護の専門性を皆様と共に探求して参りたいと考えています。
 集会初日の特別講演Tでは、組織行動論の第一人者でおられる、神戸大学経営学研究科教授の金井壽宏先生に「支援者の<やる気>の自己調整−自分らしい熟達化とモティベーション喚起とキャリア発達のために−」というテーマでご講演頂きます。そして、皆様と一緒に元気にスタートを切りたいと考えています。
また、特別講演Uでは、「虚血性心疾患の最新治療と看護職への期待」について、この領域の第一人者でおられる神戸大学循環器内科学教授の平田健一先生にご講演頂き、めざましく発展する最新治療とともに、その中での看護の役割を皆様と再確認して参りたいと思います。
 本学術集会では、療養生活を支える循環器看護の専門性の向上と日々の看護実践に少しでも役立てて頂けるように、シンポジウム、パネルディスカッション、教育講演などを精一杯準備して参ります。さらに、心臓リハビリテーション学会との共催シンポジウムや優秀演題表彰、各種教育セミナーや交流集会などの多彩な内容も準備しております。
 また、2012年度には、本学会が看護協会に申請した「慢性心不全看護認定看護師」の第1期生が誕生致します。この慢性心不全看護認定看護師を目指す方々のための、慢性心不全患者の理解を深める教育セミナーや交流集会の開催を予定しております。そのほか、本学会が学会員ばかりでなく一般の方にも有意義なものとなるよう、市民講座なども企画し、情報を発信してゆきたいと考えております。

 最後に、ホームページならびにポスターの黄色のコスモスは、1995年の阪神大震災の震源地となった淡路島に1998年に開園した「あわじ花さじき」で撮影したものです。
 「震災の島」から「花の公園島」へと再生した島のコスモスを通じて、仙台での第8回学術集会の成功をうけて、第9回学術集会では、さらにもう一歩、東日本大震災により被災され、今なお被災地の医療看護に邁進されている方々へのエールに繋がる集会でありたいと考えております。
 阪神淡路大震災から復興を遂げた神戸で、学術集会で大いにディスカッションを深め、さらに神戸の魅力を十分に堪能して、明日からの臨床、教育、研究への活力にしていただきたいと思います。

9月22日、23日、神戸の地で皆様にお会いできますこと、心より楽しみにいたしております。











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